和婚の衣装について
日本の伝統的な結婚式、いわゆる和婚は、美しい衣装や儀式によって特別な一日を彩ります。
和婚の衣装は、花嫁と花婿の両方にとって重要な要素であり、各々が異なる意味と歴史を持っています。
今回は、和婚の主要な衣装について詳しくご紹介します。
和婚の衣装は、日本の伝統と美しさを最大限に表現するものです。
花嫁と花婿の衣装は、それぞれが持つ意味や歴史を知っておく事も大切です。
和婚や和装前撮りを考えている方々にとって、この情報が少しでも役立てば幸いです✨
花嫁の衣装
・白無垢(しろむく)
白無垢は、花嫁が着用する最も伝統的な和装です。
全身が白一色で統一されており、純潔と新たな始まりを象徴しています。
白無垢には、打掛(うちかけ)と呼ばれる上着が含まれ、これも白色で豪華な刺繍や模様が施されています。
頭には角隠しや綿帽子をかぶることが一般的で、これもまた花嫁の純粋さと謙虚さを表します。
・色打掛(いろうちかけ)
色打掛は、白無垢に次いで人気のある花嫁衣装です。
色鮮やかな打掛で、金糸や銀糸を使った華やかな刺繍が施されています。
赤や金、緑などの色が用いられ、豪華さと祝福の意味が込められています。
色打掛は、挙式後の披露宴などで着替えることが多いです。
・引き振袖(ひきふりそで)
白無垢と同等の正礼装で、振袖の一種ですが、裾を引きずるように着用することが特徴です。
挙式、披露宴で着用できます。
成人式などで着用する振袖との違いは、裾の部分に綿が入っているのが特徴です。
また、引振袖は帯の柄、結び方によってアレンジが自由自在です。
中振袖(ふりそで)
振袖は未婚女性の第一礼装であり、新婦が振袖を着る最後の機会と言えます。
成人式に着用した思い出の振袖を結婚式で着たい場合、髪型や小物、帯などで華やかにする事をおすすめします。
花婿の衣装
紋付袴(もんつきはかま)
花婿が着用する和装は紋付袴です。
黒の紋付羽織に縞模様の袴を合わせたスタイルで、格式と品格を表します。
紋付羽織には家紋が入っており、これは花婿の家の歴史や伝統を象徴します。
花嫁の小物
懐剣
短剣のことで、武家習俗の護身用の為とされています。
はこせこ
化粧道具を入れる袋のことで胸元に指します。
大人の女性の嗜みでもあり、花嫁道具のひとつでもありました。
末広
扇子のことで、末広がりの幸せをもたらすという意味。
一面が銀、一面が金になっています。
新郎新婦ともに持ちますが、開いて持つのはマナー違反になります
抱え帯
身分の高い家の女性は裾を下ろし引きずって歩いており、外出時には裾を紐でたくし上げていました。
これを「抱え帯」といい、帯の下に結びます。
帯
婚礼衣裳に用いるのは、最も格式の高い第一礼装用の丸帯になります。
打掛には一般の帯より幅や長さが小ぶりの掛下帯を用いる。
帯締め
婚礼衣裳では、中に綿を詰めた「丸ぐけ」といわれるタイプを使う。
帯揚げ
帯枕を包み前で結ぶ布の事です。
綿帽子についてはこちら⇩で紹介しております!
和装のコーディネート
白無垢は基本的に真っ白が基本ですが、最近では小物や半襟などで自分らしさを取り入れたコーディネートが人気です。
掛下も、白無垢の場合は白が基本ですが、最近では色付きを合わせる花嫁も多くなってきています。
人前式や前撮りなら、自分らしいコーディネートで和装を楽しむのもおすすめです!
ご予約、ご相談は公式LINEよりお待ちしております。
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